This is YUGE!(これはスゴイ!)ー 本当はヒュージだけど、トランプに似せて「ユージ」と発音。
トランプ調の英語を操りながら、中国・重慶のローカルな魅力を世界に発信している人物がいます。その名もChinese Trump(チャイニーズ・トランプ)。
声やイントネーション、使う単語などトランプ大統領を完全にコピーしており、金正恩総書記風の衣装を着ていることもあり、「外見は金正恩で中身はトランプ」と話題になっています。
一見すると単なる変な人なんですが、実はまったく別の顔を持っていました!探ってみたいと思います。
SNS総フォロワー100万人超!「トランプ」スタイルで伝える中国文化
Chinese Trumpとして知られる彼の本名は陳睿(Chén ruì)さん。瑞哥英语(Ruì gē yīngyǔ)チャネルで莫大な人気を集めており、瑞哥(ルイ・ガ)として活動しています。
実は彼は、重慶市にある長厦安基工程設計有限公司という建築設計会社で海外営業を統括するビジネス・ディレクター(商務総監)という肩書きを持つ、れっきとした会社員なんです!
瑞哥さんが注目を集めたきっかけは、TikTokやインスタグラムで公開している爆笑の英語発信動画。その口調は完全にトランプ大統領そのもので、国外では“Chinese Trump”という名前で世界から注目を集めています。
彼が伝えているのは政治的メッセージではなく、中国・重慶の文化と食など。冷凍梨を使ったコーヒーや、カリカリ食感の唐辛子、折耳根(どくだみの根)といったローカルグルメを、トランプ風に世界中の視聴者に紹介しています。
冷凍梨コーヒーって何?ローカルな話題が世界を魅了
瑞哥さんが人気を集める理由のひとつは、その切り口の面白さでしょう。重慶といえば火鍋や「8D魔幻都市」などで知られますが、彼はあえてローカル食材や日常風景にスポットを当てています。
例えば「冷凍梨コーヒー」について「凍った洋ナシって何?」と質問する海外ユーザーに対し、トランプ風のジェスチャーを交えながら、「これはアドベンチャラスな味だよ。酸っぱくて、甘くて、クセになる!」と答えたり😂。
この独自の「文化翻訳」スタイルが話題を呼び、海外ファンから「次は何を紹介してくれるの?」「重慶に行ってみたい!」といった声が相次いでいるそうです。
重慶市を支える人々をも讃える気配り
瑞哥さんは食レポだけでなく、トランプスタイルで重慶とその市民に敬意を払うビデオも投稿しています。
夜9時、彼の帰宅途中に働く清掃員に対し”This is a true city hero(街の本当のヒーロー)”と感謝の気持ちを投稿したり、自宅近くの小学生が卓球をする様子を見て”That’s why China is so good at ping-pong!(だから中国は卓球が強い)”とコメントしたり、地域の暮らしや人々にリスペクトを示す活動にも定評があります。

彼の動画は観光プロモーションくささがなく、重慶の日常を笑いとともに伝えています。観光の仕事をしているわけでもないのに、街の親善大使みたいな感じですね。
海外留学経験ゼロでも“世界に通じる英語”
驚くことに、瑞哥さんは留学経験なし、英語はすべて独学なのです。英語サークルや海外ドラマから学び、ネイティブも驚くほど自然に英語を話していて、本当に驚きです。

「言語は単なるツールではなく、文化を伝える架け橋」と語る彼。中東での商談で「成都は知ってるけど、重慶は知らない」と言われたことがきっかけで、「ならば自分が伝えよう」と決意したといいます。
彼はふざけていますが、実は凄く真面目で努力家だと思いました。ここまで英語を完璧に発音できるのは、相当耳が良く、言語能力が高いこと間違いありません。
現役サラリーマンが、しかもあの中国でここまで目立つ存在というのは、少し心配になるほどです。あの習近平氏は彼のことをどう思っているのでしょうか。
私も出張で何度も中国には行ってますが、社会主義であっても自由に精力的に活動する中国の人たちには感心することが多いです。
地元愛の強い瑞哥(ルイ・カ)さんが今後も我々を楽しませてくれ、トランプ大統領と共演する日を楽しみにしています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考: 上遊新聞、Baidu