トレバー・バウアーが実践する「勝つための睡眠術」

睡眠中のトレバー・バウアー スポーツ・アート

バウアーがYouTubeに新しいビデオ「怪我の“真相” 明かします」をアップしました。ご両親が来日していたそうで、ナショナルガーデンに同行したそうですが、どこの公園なのかは謎です(新宿御苑の可能性あり)。

バウアーが拘っている睡眠について詳しく解説をしているので、何を大切にしているのかを探ってみたいと思います。

睡眠もトレーニングの一部

バウアーは毎週月曜日に「睡眠ミーティング」を実施しているそうです。これは単なる睡眠スコアのチェックではなく、睡眠の質を改善するための戦略会議ということです。

  • Absolute Rest Ring」というリング状のデバイスを使って、睡眠データを計測
  • ミーティングでは睡眠スコアや睡眠段階、神経活動の変化を毎週レビュー
  • パフォーマンスに直結する「睡眠」を、日常の一部として“科学的に管理”

ミーティングはひとりでするのか、睡眠コンサルのAbsolute Rest社の人とやるのかは不明です。。。

睡眠スコアで毎日をチェック

バウアーは毎日、「睡眠スコア」を指標として活用しています。

  • 基準スコアは85で、今バウアーはこの近辺にいるそうです
  • このラインを下回ると「要改善」
  • 90点台に乗ればベストコンディション、パフォーマンスも良くなる

日々の体調を感覚ではなく数値で管理しているのも、拘りの強いバウアーらしいと思います。

就寝・起床時間を固定する効果

まず基本となるのが、「毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる」ということです。バウアーは毎朝8時に起きると決め、遡って寝る時間を決めています。

  • 就寝時間:夜10〜11時の間
  • 起床時間:朝8時

このようにリズムを固定することで、体内時計が「この時間は眠るもの」と覚え、睡眠の質が安定します。

バウアー
バウアー

「睡眠時間がバラバラだと、身体が混乱してしまう。逆に時間をそろえれば、睡眠が“深く長く”なりやすくなる」

睡眠の質を左右する「断片化」とは?

バウアーが特に注目しているのが、「フラグメンテーション(断片化)」という指標です。

これは深い眠り(ノンレム睡眠)やREM睡眠の流れがどれだけスムーズかを示すもので、途中で何度も目が覚めたり、浅い眠りが続くとこの数値が悪化します。

  • 最近のバウアーの断片化スコアは25%でかなり良い
  • 目標はもっと少ない断片化=より深い眠り
  • ストレスの高まりでこの値は悪化する
Photo:Trevor Bauer YouTube

以下のようなパターンは要注意:

  • 寝てすぐ目が覚める
  • 寝返りが多すぎる
  • 浅い眠りが長時間続く

自律神経と眠りの関係

断片化とあわせて重要なのが、「交感神経と副交感神経のバランス」です。

バウアーの場合、毎晩10時前後に交感神経(=緊張・興奮)の活動が活発になり、寝つきが悪くなるという課題を抱えていました。

この問題に対して彼は、以下の対策を取っているそうです。

  • ShiftWaveチェア:自律神経のリズムを整えるチェアでリラックス
  • 深い呼吸法:ゆっくりした呼吸で副交感神経を優位に
  • 就寝前は仕事をしない:2〜3時間前からスマホやPCはオフ
ShiftWaveチェア

ShiftWaveのメリット

  • 神経システムのリセット
  • 炎症と痛みの軽減
  • 睡眠機能のリストア
  • 運動パフォーマンスの向上
    ※日本では未発売

さらに注意していること:

  • 寝る3時間前以降は食事をしない
  • 寝る直前にメールや会議はNG
  • 刺激の強い映像を避ける

寝る準備は、布団に入る“前”から始まっているんですね。今のプロ選手はシリアスです。昔のプロ野球選手は、徹夜で飲んで翌日試合なんて人もいましたから。

おわりに:睡眠こそが最高のリカバリー

バウアーの取り組みを見てわかるのは、「睡眠はただの休息ではなく、勝つための必要な習慣」だということです。

私たちも以下のような点から取り組むことができます。

すぐできる実践ポイント

  • 毎朝同じ時間に起きる
  • 寝る3時間前には食事を終える
  • 寝る前にスマホを見ない
  • 深い呼吸を意識してリラックスする

ご覧のように、一流のアスリートは最高のパフォーマンスを目指して、日々の生活を送っています。我々労働者も、「良い睡眠」を実現することで、日々の闘いに勝てるよう頑張りましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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