石破総理は先日、記者に対し商品券を配った理由について、「自分を見失っていた」と告白しました。
そして、実はケチと言われていたことが引き金になったと釈明しています。一連の流れを追ってみたいと思います。
石破総理の商品券配布問題が発覚
・3月3日に首相公邸で行った自民衆院1期生議員との会食において、土産名目として1人当たり10万円相当の商品券を配布。
・会食には1期生15人が参加し、総額は150万円に上るとみられる。
ポケットマネーだし法的に問題はない(発覚直後)
問題が発覚して直ぐ、石破総理は何を今さら騒いでいるのか?と平静を装っていました。
- 「私のポケットマネーから慰労のつもりで渡した。政治活動に関する寄付ではない」
- 「(過去にも)ありがとうという趣旨でお渡ししたことはある」
- 「私も若い頃いただいたことはあるが、手元に残ったものはまったくない」
- 「もらったものをそのまま旅行代理店で航空券にかえたことをよく覚えている」

自分を見失ったのはケチ呼ばわりした周囲のせい(2週間後)
事態が収拾せず時間が経過する中、首相は純粋に感謝の気持ちからやってしまったという説明をします。
- 「多くの労苦を重ねてきた議員本人、それを支えてきた御家族の皆様方を慰労し、ねぎらいをしたいという思い」
更には、自分をケチ呼ばわりした周りのせいのようなをロジックを展開しました。
- 「長年人付き合いが悪いねとか、会食が足りないねとか、ケチだねとずっと言われてきており、それを気にする部分が相当にあった」
まるで「誰かに洗脳されてしまった」とでも言っているようで、他人事ですね。
- 「石破らしさを忘れるんじゃないというお叱り、御叱声を随分と頂いたところであります。やはり、自分を見失っておったところがあるのかもしれません」

ケチと言えばオードリーの春日が有名でしたが、忙しい彼でも自分を見失ったことはないと思います。
人はなぜ自分を見失うのか?
一般的な「自分を見失う」理由は以下のようですが、石破総理の場合すべて当てはまっていることは確かです。
- 他人の期待に応えようとしすぎるから:「本当の自分は何を望んでいたんだっけ?」と分からなくなる
- 環境の変化についていけないから:人生の転機で自分の役割や価値観が揺らぎ、自分らしさを見失う
- 本音を押し殺し続けているから:「本当はこうしたい」という気持ちを長く抑えている
- 忙しすぎて自分と向き合う時間がないから:毎日忙しすぎて、自分の感情や考えを振り返る余裕がない
- 失敗や挫折で自己肯定感が揺らぐから:大きな失敗をすると不安になり、自分の軸を見失いやすくなる
しかし、若手社員や議員がプレッシャーで自分を見失うことはあるかもしれませんが、石破総理はキャリア30年のベテランなんですから見失っている場合ではありません。
自分を見失う人が総理をやってはいけない
立憲民主党の小沢一郎氏は「自分を見失う人が総理をやってはいけない。そんな船頭の船に乗りたい国民はいない」と辛辣に指摘しました。

おっしゃる通りです😂。
首相は「世間の皆様方と遠くなってしまっている反省」と「世間の感覚を失っていることを深く反省」と、首相就任後に自分は変わってしまったと強調しています。
国民の感覚は社会保障と税負担を軽減して欲しい、であることに石破総理も気づいているはずです。我々がケチと言い続ければ、減税の可能性が高まるのでは?声を上げ続けるよう頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。