石破総理は3月11日、東京・三田にある「綱町三井倶楽部」という会員制倶楽部で宮下一郎元農林水産大臣、國部毅三井住友フィナンシャルグループ会長ら三井住友銀行関係者と会食(ディナー)をしています。
石破総理と宮下議員は以前に三井銀行に勤めていたので、同窓会的な懇親会だったのでしょうか。どのようなレストランなのか探ってみたいと思います。
鹿鳴館を設計した建築家による日本初の迎賓館
綱町三井倶楽部は三井グループの賓客接待所として、明治43年(1910)に着工され、大正2年(1913)に竣工しました。
三井総領家第10代当主・三井八郎右衞門高棟は、かねてから賓客接待用施設の必要性を感じており、三田に約6,000坪の用地を確保し建設を始めたとのことです。

鹿鳴館や上野博物館、ニコライ堂などを手掛けたイギリス人建築家、ジョサイア・コンドル氏(1852~1920)が設計をしています。
綱町三井倶楽部の広大な敷地の9割が庭園だそうで、西洋庭園と日本庭園があります。まさに都会のオアシス!


メニューと料金は?
綱町三井倶楽部は現在、三井家と三井グループの迎賓館、宴会、ウエディング等に利用されています。今回石破総理が利用された別館レストランは、会員企業の社員・OB、グループ会員企業の人に限定されています。
ウエブサイトには「ライトアップされた別館とガーデンが一層落ち着いた雰囲気を演出し、大切な方と特別な時間をお過ごしいただけます。」とあります。さぞ素敵なロケーションなのでしょう。
コースメニューは以下の5種類が用意されています(税込み、サービス料15%別)。
- ディナーコース:8,800円、13,200円、18,700円、24,200円、29,700円


利用者の評判(口コミ)は?
歴史のある建物と庭園、料理への評価が非常に高いですね。ワインセラーはフランス産を中心に約12,000本の名品がストックされているそうです。食べログのスコアは3.43です。

旧三井財閥の迎賓館ということで庭園が素晴らしかったです。食事も申し分なしです。一番びっくりしたのは館内のワインセラーです。

何よりも建物と空間が凄い。料理はトラディショナルなフレンチでしたが、料理もさることながら、空間に酔ってしまいました。プライベートブランドの白ワインが印象的だった。

メインのもも肉のステーキはまるでヒレ肉のような柔らかい食感と、サーロインのような甘味のある味わいの一品でした。正直、びっくりしました。美味しかったです。

歴史ある建築物や庭園に圧倒されます。地下のワインセラーは圧巻のラインアップです。食事は本格的なフレンチで、名物コンソメスープはさすがの美味しさ。満足度高いです。
石破総理は今、自民党の議員に10万円の商品券を配ったことで大炎上中ですが、気心の知れた民間人との懇親で少しは気分転換ができたことを祈ります。
綱町三井倶楽部
住所:東京都港区三田2-3-7
電話:03-3453-3011
アクセス:地下鉄(東京メトロ南北線・都営大江戸線)、麻布十番駅(2番出口) 徒歩8分、赤羽橋駅から488m
予約:TableCheck
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