リロ&スティッチのショーが登場!シンガポール・ガーデンズバイザベイの期間限定イベントに遭遇

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マリーナベイサンズ周辺で食事をするついでにガーデンズバイザベイ(Gardens by the Bay)にも立ち寄ったところ、期間限定のイベント「The Way to ‘Ohana」としてディズニーの人気キャラクター『リロ&スティッチ』をテーマにした光と音のショーに遭遇しました。

ガーデンズバイザベイの象徴ともいえるスーパーツリーが鮮やかに彩られる、幻想的な演出は素晴らしいですね。私は夜8:45分からのショーを見たのですが、ギャラリーの数とショーのスケールに圧倒されました。

今日はその体験を振り返りつつ、イベントの内容やガーデンズバイザベイ誕生の背景など探ってみたいと思います。

ディズニーファン必見の“オハナ”のショー演出

「ガーデン・ラプソディ」は、毎晩開催される音楽と光のショーですが、今回の『The Way to ‘Ohana』はその特別版。2025年5月24日から6月15日までの期間限定で行われています。

内容は、ディズニー映画『リロ&スティッチ』のサウンドトラックに合わせて、あの大きなオブジェ「スーパーツリーグローブ」が色とりどりの光で輝くというもの。

開始と同時に乗りの良いリズムが流れ、スティッチが踊り出しそうな雰囲気に包まれると、来場者はみな地面に寝そべり鑑賞していました。

リロ&スティッチは娘が小学生の時に上映されましたが、サントラを買って良く聴いていたのでとても懐かしく思いました😊。

このショーでは特に、「オハナ=家族」という映画の核となるメッセージが、光と音の演出を通してやさしく表現されていたのが印象的でした。ショーは1日2回、各15分程度ですが、これが無料で見れるのはありがたいです。

子どもたちのための「チルドレンズフェスティバル」とは?

今回のショーは、同時開催されていた「チルドレンズ・フェスティバル(Children’s Festival)」の一環でもありました。これはガーデンズバイザベイが毎年開催している大型イベントで、子どもたちが遊びながら自然やアートに触れることができる参加型フェスティバルです。

Photo:Gardens by the Bay

私は昼間の展示を見る時間がなかったのですが、公式サイトや現地の案内によると、2025年はリロ&スティッチが全面的にフィーチャーされ、園内各所にキャラクターの大型展示やインタラクティブな遊び場が用意されているとのことです。

なかでも話題になっていたのが、スタンプラリー形式で園内を巡るアクティビティや、親子で楽しめる工作・体験ブース。キャラクターと一緒に写真が撮れるスポットも多く、特に小さなお子さん連れの家族にとっては、一日中飽きずに過ごせる仕掛けが満載のようです。

イギリス×シンガポールのコラボで実現した“未来の樹木”

ところで、ガーデンズバイザベイやスーパーツリーの誕生には、イギリスとシンガポールがそれぞれの得意分野を生かしたコラボレーションがあったそうです。

単なる建築物ではなく、テクノロジー・アート・持続可能性が見事に融合した「生きたランドマーク」がどのようにして生まれたのかを調べてみました。

Photo:Gardens by the Bay
  • 設計・構造(イギリス)
    • Grant Associates:自然と都市を融合させたランドスケープ設計
    • Atelier One:高さ25〜50mの鉄骨構造に対応したエンジニアリング設計

Grant Associatesは、ガーデンズバイザベイのコンセプト全体を手がけた中心的な存在です。

  • 施工・演出(シンガポール)
    • Woh Hup / CCJV:熱帯気候に耐える建設とメンテナンス
    • E&E:音響・照明の統合システムを構築し、夜のショー演出を実現

高温多湿の熱帯気候に耐える素材や施工法を用いて、メンテナンス性と環境性能の両立を図っているそうです。

さらに、夜のショーに欠かせない光と音の制御には、照明デザイナーや音響エンジニアが連携。スーパーツリーの一部にはソーラーパネルが搭載されており、昼間に蓄電したエネルギーで夜のライトアップをまかなう設計とのことです(素晴らしい!)。

Photo:Gardens by the Bay

日本の建築産業やゼネコンは進んでいるというイメージを持っていましたが、アートや美的感覚という観点では彼らに敵わないと思いました。

観光地+αの体験ができるスポットとしての魅力

今回はたまたまこのショーに遭遇しましたが、思いがけず感動の体験ができたことはラッキーでした。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ自体は、巨大温室「フラワードーム」や「クラウドフォレスト」、そして夜のスーパーツリーのライトアップなど、見どころが盛りだくさんの観光スポットです。

さらにこのエリアは、かの有名なマリーナベイサンズが隣にそびえ、デッキで夕日を見たりモールを散策するなど、何度行っても新しい発見があります。

Photo:Marina Bay Sands

そこに今回のような期間限定イベントが加わることで、リピーターにとっては常に新鮮な思い出を作れる場所になるよう、企業努力をしているなと感心しました。

今後もガーデンズバイザベイでは、季節ごとに様々なテーマのショーやイベントが開催されるとのことです。色々なテーマのショーが企画されているので、シンガポールを訪れる際はチェックしてみる価値があると思いました。


ガーデンバイザベイへのアクセス(MRT)
イースト・ウエスト線

ベイフロント駅(CE1/DT16)で下車
出口Bを出て、地下連絡通路を進み、ドラゴンフライ・ブリッジまたはメドウ・ブリッジを渡る
トムソン・イーストコースト線
ガーデンズバイザベイ駅(TE22)で下車、出口1を出る

最後までお読みいただきありがとうございました。

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