ノバク・ジョコビッチは食事の見直しにより、パフォーマンス劇的に向上させた最初のアスリートと言っても過言ではないしょう。
彼はどのようにして、“鉄人”と呼ばれるほどの体力と安定感を手に入れたのか。答えは、驚くほどシンプルでした。
それは「食」を変えたことでした。
この記事では、ジョコビッチに劇的な変化をもたらした食習慣と、私たちに与えてくれるヒントを探ってみたいと思います。
苦しんだ日々・勝ってもギリギリ
2007年から2010年にかけて、ジョコビッチはすでにトップレベルのプレイヤーでした。しかしその陰には深刻な問題が潜んでいました。
毎日8時間のトレーニングを続けても、試合中に息が切れ、胸が詰まるような感覚に襲われる。時には途中棄権することさえありました。

本人も「このままでは、もうテニスを続けられないかもしれない」と感じるほど、心身は限界に近づいていたそうです。
人生を変えた医師との出会い
転機は2010年、セルビアの栄養医学博士、イゴール・チェトイェヴィッチ医師との出会いでした。
彼は特殊な検査で、ジョコビッチがグルテン過敏症であることを突き止めます。グルテンは主に小麦に含まれるタンパク質で、人によっては消化器官や肌に悪影響を与えることがあります。
Dr Igor Četojević je analizirao I našao šta Novaku smeta da postane ono što sada jeste. Razlika između reakreativnog i profesionalnog sporta je kao da ideš sa vazdušnom puškom u rat. Za običnog coveka je to zdravo ali nikoga nesudim ako ima pride i meso. Treba se truditi uvek. pic.twitter.com/NtuekB7zcO
— Милан Секулић 🇷🇸 (@sekulichmilan) July 18, 2019
この診断を受け、ジョコビッチは食生活を一新しました。
グルテンフリーの効果
グルテンを完全に断ったことで、ジョコビッチの身体はまるで別人のようになりました。軽く、速く、そして何より疲れにくくなったのです。
2011年、彼はグランドスラム3勝・70勝6敗という驚異的な成績を収めます。
中でも圧巻だったのは、全豪オープン決勝での5時間53分に及ぶラファエル・ナダルとの激闘を制したことです。
Rafael Nadal once said in 2011 that "Novak Djokovic's level is probably the highest level of tennis that I ever saw."pic.twitter.com/bRu2vsqR52
— Rishi Kumar 🇮🇳 (@rishi45kumar) December 20, 2024
最後まで集中力を切らすことなく、勝利をもぎ取ったのは凄かった。
ジョコビッチは最近、アメリカのロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官とテニスを楽しんだようです。
Novak Djokovic. First in tennis. First in integrity. First in courage. Guess who won this match? pic.twitter.com/v7JmM8bSAB
— Robert F. Kennedy Jr (@RobertKennedyJr) March 23, 2025
ジョコビッチは普段何を食べているのか
では、ジョコビッチは普段どんなものを食べているのでしょうか?
彼の食事は、グルテンフリーで植物中心が基本です。
たんぱく質もどちらかといえば、植物性が中心のようです。豆類でよくあれだけのパワーが出ると感心します。

代表的なメニュー例:
- 朝食
- 温かいレモンウォーター(40℃くらい)
- セロリジュース(空腹時に)
- オートミール(グルテンフリーのオーツ)
- フルーツ(バナナ、ベリー類など)
- ナッツや種子類(くるみ、アーモンド、チアシード)
- 昼食
- サラダ(ケールやほうれん草、アボカド入り)
- グリルした野菜(ズッキーニ、パプリカ、ナス)
- キヌアや玄米などのグルテンフリー穀物
- オリーブオイルやレモンドレッシング
- 豆類・豆腐・レンズ豆のカレーなど、高たんぱくな植物性食材
- 夕食
- レンズ豆のスープ
- 蒸し野菜
- グルテンフリーパスタ(米粉やとうもろこし粉ベース)
- テンペ(発酵大豆食品)やヒヨコ豆のフムス
- 牧草で育った牛のステーキ、チキン、サーモンや卵などの動物性たんぱく質も少量摂取
- 間食・補食
- グルテンフリースナック
- グリーンスムージー
- ダークチョコレート(無添加)
- プロテインシェイク(植物性たんぱく由来)

こんなグルテンフリースナックのオリジナルブランドもあるようです(今も継続しているかは不明です)。
食べないもの:
- 小麦・ライ麦・大麦などのグルテンを含む食品
- 加工肉、乳製品(ほとんど摂らない)
- 精製された砂糖や加工食品
- 揚げ物やトランス脂肪酸を含むもの
やはりハムはソーセージ、乳製品などの加工食品は食べないようですね。白砂糖や揚げ物も。。。
16時間断食も導入
ジョコビッチは16時間・断続的断食(Intermittent Fasting)も取り入れています。
これは「1日16時間食事を空腹にし・8時間の間に食べる」というダイエットで、体の回復力や集中力を高めるとされています。
ジョコビッチは「消化機能と眠りの質の向上、日中のエネルギーの増加、急な疲労感の減少など」その効果を実感しています。
私はこの16時間断食を10年以上やりましたが、体質に合わなかったようで逆効果でした。低血糖になり睡眠不足になり苦しみました😓。
こうした習慣が、彼の安定したパフォーマンスと長期的な健康を支えているのですね。
自分に合った方法で、少しづつ始めることが大切
トップアスリートの食生活なんて、特別なものに思えるかもしれませんが、ジョコビッチの実践していることの多くは、日常生活にも取り入れられるヒントにあふれています。
- 朝のレモン水やセロリジュース
- 小麦を控えてみる意識
- 食べない時間を設けて、内臓を休ませる
まずは「自分の体と向き合うこと」が第一歩です。疲れやすい、集中できない、寝付きが悪い…そんな悩みがある人こそ、食の見直しが良いと思います。
疲れやすいの原因は殆どの場合、食べ物が自分に合っていないと考えて間違いありません。
Source: novakdjokovic.rs、他
最後までお読みいただきありがとうございました。
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